養命酒には生薬が含まれているというのは有名なお話。
　生薬というのは、天然に存在して、体質を改善するような効果をもった薬のこと。養命酒は14種類の生薬を混ぜているそうです。
　その生薬というのが、インヨウカク・ウコン・ケイヒ・コウカ（紅花）・ジオウ・シャクヤク・チョウジ・トチュウ・ニンジン・ボウフウ・ヤクモソウ・ウショウ・ニクショウヨウ・ハンビ。これらの効果を、お酒の中で融合させているんだとか。ひとつひとつの生薬には滋養強壮や胃を健やかに保つ効果、血色をよくする効果など様々な効果があるけれど、混ぜ合わせることでさらに効果的になるんだそうです。
　酒は百薬の長というし、本来人間はお酒が飲めるものだそうです。お酒が飲めない、つまりアルコールを分解できない遺伝子は、突然変異なんだとか。そう考えると、体にいいものを体にいいお酒で抽出した養命酒、まさに命を養うものなのかもしれない。
　小さい頃、祖母が高麗人参茶を飲んでいて、それも独特なにおいがしたのを今も覚えているけれど、養命酒でも良かったのかなぁと今更ながら思ったりして…。