年を重ねていくと、身体のいろいろな機能が低下しますが、アルコールの処理能力、つまりアルコールの代謝能力も落ちてしまいます。
若い時にはたくさん飲めた…と言って同じ量を飲み続けると、肝機能障害などを引き起こし、健康を害してしまう結果となりかねません。
退職や、配偶者との死別など大きな環境の変化に生きる気力を失ってしまい、お酒に依存してしまう高齢者が増えているそうです。
お酒に頼ってばかりいると、心身ともに悪循環になってしまいます。
健康を害するのは言うまでもないことですが、アルコール依存症などの精神障害まで引き起こしかねません。
ですから、ぜひともお酒に頼りすぎないように心がけましょう。
自分で自分の飲酒の頻度、量をコントロールしなければいけないのは事実ですが、周囲の人々も気を配ってあげることができるかもしれません。
一人身になってしまった高齢者、退職をして生きがいを失ってしまった高齢者などがさびしい思いばかりしないように声をかけてあげることも大切なのかもしれません。
最終的には、自己管理の範疇に入るのですが、周りの人々もできる最善のことはしてあげたいものですね。
そうすることで、アルコールの害から高齢者を守ってあげることができるかもしれません。

ワインには赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン、スパークリングワイン…といろいろな種類が存在します。
お肉料理には赤ワインが合うといい、逆に魚料理には白ワインが合うといいます。
シャンパンというものもありますが、シャンパンとは、シャンパーニュ地方で作られたスパークリングワインのことです。
ワインと聞くと何を連想しますか？
「年代物ほど高い」というイメージでしょうか？
たしかに、ワインは値段に幅があり、年代物はとても高い値段が付きます。
もちろん、それらのワインがおいしいのは事実ですが、普段いつでもそういった高級ワインばかり飲めるという人は少ないことでしょう。
最近は、リカーショップなどで安くても美味しいワインなどもたくさん売られていますから、値段や年代にとらわれずに自分の好みに合うお気に入りのワインを見つけてみてください。
酸化防止剤無添加のワインというものもあります。
どちらがおいしいかは、好みの問題ですので、味を飲み比べてみて、自分の好きなものを見つけるようにしましょう。
いつもはビールしか飲まない…という人も何かの記念日などにオシャレにワインを飲んでみるのはいかがですか？
ワインの美味しさに魅了されるかもしれませんよ。

夏場は特に美味しく感じるビール。
冬でもお風呂上りのビールは最高ですよね。
ビールというと冷やすとおいしいというイメージがあるでしょう。
しかし、実は逆にビールの味を悪くしてしまうのです。
ビールを冷やしすぎて温度が３℃を下回ると、炭酸ガスが抜けてしまい、ビールの泡が立たなくなります。
これではせっかくのビールも台無しです。
では、ビールの適温はいったい何度なのでしょうか？
意外に思われるかもしれませんが、ビールの適温は夏と冬で若干異なります。
夏場は６度から８度とよく冷やします。
逆に冬場は８どから１０度…と夏より少し温度を高めにしましょう。
この温度がビールを一番おいしいと感じる温度だそうです。
なお、ビールは鮮度が命ともいえるお酒の一つです。
アルコールなので長持ちするものではありますが、空気に触れると酸化して味が落ちてしまいます。
ですから、購入したら、賞味期限に関係なく早めに飲むようにしましょう。
光に当たっても味が落ちてしまいますので、保存するときは冷暗所に保存するようにしましょう。
このように、一見細かいことかもしれませんが、小さなことにまでこだわればそれだけ美味しくビールが飲めるのです。
ぜひ試してみてください。

種類も様々な焼酎。
代表的なものとしては、麦焼酎や芋焼酎があげられるでしょう。
ほかにも、そば焼酎や胡麻焼酎、黒糖焼酎など酒類は本当にさまざまなものがあります。
焼酎の飲み方もいろいろあります。
お湯割りや水割り、オンザロックなどがあり、自分に合った飲み方を見つけることができるかもしれません。
お湯割りの作り方としては、お湯を入れたところに焼酎を注ぎます。
そうすることで、コップの中で自然に対流が起こり美味しく混ざり合うようです。
割合としてはお湯が４に対して焼酎が６というのが一般的ですが、５：５でもおいしく飲めるようです。
焼酎７に対してお湯が３という飲み方もあります。
これは、好みの問題であり決まりではありませんので、自分に合った濃さを見つけてみてください。
なお、水割りの場合は、先に焼酎を入れ、あとで水を注ぎます。
これも、対流の問題で美味しく混ぜ合わせることができます。
割合は、お湯割りと同様でしょう。
水割りの場合は、美味しい水で作るほど美味しい水割りになりますので、ぜひ水にもこだわってください。
同じことはオンザロックに関してもいえます。
氷の味で焼酎の味が決まるようなものですから、氷にこだわりましょう。

日本の伝統的なお酒の一つに日本酒があります。
最近、日本酒には赤ワインに含まれているポリフェノールと同じ働きをする成分が含まれていることがわかり注目を集めています。
ほかにも、日本酒には身体を温める効果があり冷え性改善につながると考えられています。
日本人は、この日本酒の飲み方を季節におおじて変えるという習慣があります。
春には桜を見ながら冷や酒を飲み、夏には冷酒を楽しみます。
秋には人肌の温度にして飲み、冬には雪を見ながら熱燗を楽しみます。
他にも風邪をひいたときに飲む玉子酒やしょうが酒のように健康管理の一環として日本酒を飲むこともあります。
このように、日本人は様々な場面で日本酒を楽しむようです。
しかし、飲みすぎは禁物です。
日本酒に限らず、どのお酒に関してもいえることですが、アルコールの過剰摂取は、心筋梗塞などの心臓病、動脈硬化、肝硬変などの肝機能障害の原因となりますし、アルコール依存症などの精神障害を抱える原因ともなりかねません。
ですから、お酒の過剰摂取をしないようにしましょう。
様々な場面で日本酒を飲む機会はあることでしょう。
しかし、常に「適量」を守るようにしましょう。
そうすることで、後悔することを避けることができるでしょう。